その女、女装男子です



「我が高に君のような、素晴らしい生徒が入るなんて…うぅっ」



うわ、泣き出したよ。鼻水まで出てきたし。



「あの、」


「私は、嬉しいぞおぉぉー」




グワッ

いきなり視界か揺れたと思ったら目の前にいるオッサン(多分、この学校の理事長)が俺の肩を前後に揺すぶる。



「ちょ…、」



めっちゃ気持ち悪い。酔いそうなんだけど。しかも激しすぎてヅラ飛びそう、此処でバレたら洒落になんないから。



まじ、離せえぇぇ!!



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