円卓の愚者ども
「4つ目のミスは簡単です。あなたが最後のゲームを始めてしまった事です。」
後藤は何を言ってるんだ。殺しあいをしろと言ったのは「X」、後藤、お前自身じゃないか。
「なんか不服そうな顔をしていますね。私は、最後のゲームに限らず、ゲームを始めるまえに「よろしいでしょうか」と意思確認をしてきました。
しかしあなたは、自分の意思のみでゲームを開始してしまった。・・・断るチャンスはいくらでもあったのに。」
もうだめだ。喘ぎ声すら出ない。お気に入りの服も赤黒く染まっている。
「まさか、大好きな明美まで殺そうとするなんてね。あなたには失望しましたよ。」
スーツを着た遠山が、吐き捨てるように言った。
後藤は何を言ってるんだ。殺しあいをしろと言ったのは「X」、後藤、お前自身じゃないか。
「なんか不服そうな顔をしていますね。私は、最後のゲームに限らず、ゲームを始めるまえに「よろしいでしょうか」と意思確認をしてきました。
しかしあなたは、自分の意思のみでゲームを開始してしまった。・・・断るチャンスはいくらでもあったのに。」
もうだめだ。喘ぎ声すら出ない。お気に入りの服も赤黒く染まっている。
「まさか、大好きな明美まで殺そうとするなんてね。あなたには失望しましたよ。」
スーツを着た遠山が、吐き捨てるように言った。