魅惑のハニーリップ~危険な冒険編~

『千秋ちゃんと?…どこ行くの?』

「わかんない。でも、遅くなるから先に寝てて?」

『え?!先に寝てなきゃいけないほど遅くなるの?』

「うん。…たぶん…」

『そんな遅くなるなら迎えに行くよ。』

「いいよ、一人で帰れるから…」

『いやでも…それは…』

「ごめん。携帯の充電切れそうなんだ。切るね。」

『ちょっと、遥ちゃん!』


携帯の充電は切れそうじゃなかったけど。

そう言って、無理やり携帯の電源を落とした。


そうしないと、きっと聖二さんから電話がずっとかかってくるから。


でも……

これからどうしよう。


一緒に遊ぶ人もいなくて一人だし。

遊びなれてないから、どこで遊んだらいいのかもわからない。


< 10 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop