小悪魔な彼
 
「葵ちゃん、冬休みの間はこっちにいるんだって?」
「うん、そう!
 だから、こっちにいる間、遊んでー」
「もちろん!」


そう言いながら、その場で連絡先を交換した。

昔馴染みのこと、こうやって再会できるのはやっぱり嬉しい。


「じゃあ、猛いこー」
「おう」


葵ちゃんはあたしたちに手を振ると、ぴょこぴょこと猛にぃのあとを追って行った。

なんだかほんと、可愛い女の子。
 
< 241 / 416 >

この作品をシェア

pagetop