小悪魔な彼
 
「ちょちょちょ!ビックニュースビックニュース!!」


あれから日が流れ、週が明けた月曜日。

朝のホームルームが終わって、1時間目が始まる間の休み時間に、クラスメートの男子が、慌てて教室に駆け込んできた。


その声の大きさに、朱里と話していたあたしも会話を止め、彼の顔を見た。





「1年の三浦先生!


 結婚したんだって!!」





それは……

あたしにとって、あまりにも衝撃的な言葉だった。
 
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