小悪魔な彼
 

気が付けば、
「先生大好きー!」
「先生ってカッコいいよね」
って、冗談でも言えなくなってた。


だから卒業したら、告白しよう…って…
今想いを伝えても、困らせるだけだから我慢しよう……って……


なのに……



「先生、嘘でしょー!?」
「もう人のものなんて……」



1年3組の教室の前。
たかる女子生徒たち。


三浦先生にとって、
あたしはきっと、彼女たちと同じ存在なんだ……。
 
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