きょうもこたえはおしえません

ぶしゅっ、と朱が飛び散り
ごろんっ、と頭部が転がり
ぐちゃあ、と胴が崩れ落ち

場は地獄絵図と化す。


その中央で、自身の指についた鮮血を舐め、嘲笑する悪魔がひとり。


「ニシシッ、ざーんねん。答える前にテメェら殺しちゃったわ。ま、別にいいケドー。雑魚に用ナシ、せーぜー地獄でいい夢みろよ。あ、無理か!

延々と続く恐怖に、夢もへったくれもねえか!ニシシッ、ざまあねえなあっ!」


ぎゃはぎゃはと高らかに笑い、嘲り。残骸をただ踏み潰していく悪魔。

嗚呼、これぞ快感ー……


「うっわ、相変わらずえげつなっ」

「……ニシシッ、雑魚もこうなりゃ綺麗に見えるだろう?」


ピタリと行為を止め、後ろからザクザク残骸を掻き分けこちらに歩んでくる男を見据える。
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