永久指名
星の下で
2月3日
直子、42才。背はやや高めで中肉。女優の誰かに似てるよねとよく言われるが、誰に似てるのかはっきり分からない。いそうな美人である。
私、直子はこの歳でAV女優をやっている。なんて自慢することでもないけど、20代後半に見えるんだからしょうがない。人妻熟女系ではなく、ロリ熟系?と勝手にジャンル付けをしてみた。
ま、仕事の話はどうでもいいわね。彼と出会った日の事を書かなくちゃ。
その日はすでに酒を飲んでいた。一軒目は新宿西口の行きつけのスコッチ・バー。
そこでアラスカとカルバドスとボウモア18年を飲んだが酔えなかった。前カレと会わなくなって二ヶ月、その日は無性に淋しかった。なぜその日にあの道を通ったのか・・・偶然なのか必然なのか。
少し食べたくなって、歌舞伎町へと向かって歩いた。コマの裏にある定食屋風の韓国料理屋に入って、辛ラーメンとジンロのような軽い酒を飲んだ。
店内には若い男女四人。焼肉を食べているようだ。
時計を見るともう二時半だ。仕方なく店を出て左折し、ふらふら歩き始めた。
「もう帰ろうかな。」
その時、男の人が後ろから追いついて、「あの、すみません。」と、声をかけてきた。低い声だ、と思った
私、直子はこの歳でAV女優をやっている。なんて自慢することでもないけど、20代後半に見えるんだからしょうがない。人妻熟女系ではなく、ロリ熟系?と勝手にジャンル付けをしてみた。
ま、仕事の話はどうでもいいわね。彼と出会った日の事を書かなくちゃ。
その日はすでに酒を飲んでいた。一軒目は新宿西口の行きつけのスコッチ・バー。
そこでアラスカとカルバドスとボウモア18年を飲んだが酔えなかった。前カレと会わなくなって二ヶ月、その日は無性に淋しかった。なぜその日にあの道を通ったのか・・・偶然なのか必然なのか。
少し食べたくなって、歌舞伎町へと向かって歩いた。コマの裏にある定食屋風の韓国料理屋に入って、辛ラーメンとジンロのような軽い酒を飲んだ。
店内には若い男女四人。焼肉を食べているようだ。
時計を見るともう二時半だ。仕方なく店を出て左折し、ふらふら歩き始めた。
「もう帰ろうかな。」
その時、男の人が後ろから追いついて、「あの、すみません。」と、声をかけてきた。低い声だ、と思った