君のことなど興味ないッ!!
「顔赤いぞ~~??」

とニヤニヤ笑いながら演奏を中止する円香。

顔が赤いことは否定しない。だからうっさいなと返した。

すると円香は目をパチクリして私を見つめる。

「な・・、なに??」

「い、いや。乙女な顔だなって・・・」

お、乙女な顔っつ?!!!そんなに顔赤い?!!

若干パニック状態になってしまう。

「だぁ~かぁ~らぁ~!!!」

んふふ♫とご機嫌に笑う円香。イヤッツ!!言わないで・・。

「千夏はぁ~!!」

お願いだから~~~!!!!

「神楽が好きなんでしょ??」

そう。・・・・なんだよね。そうゆうことなんだよね?

今日のこの感情は・・・・恋そのもの・・・・・。

私は円香の問いにコクリと頷く。

もう分かった。大キライってつっぱねてもいろんな言葉で

神楽を傷つけてもそんなのホントの心と違う。

「神楽のこと・・・・好きになっちゃった・・・」

すると涙がこみ上げてきた。そのまま泣き続ける。

円香はメチャクチャ戸惑ってるけど、泣くことしかできない。

神楽・・。好きなんだよ。どうして私だけを見てくれないの?

なんで私に勘違いさせるような事を言うの?

勘違いですませくない。ずっとあなたと笑い合っていたい。

だから・・・・。私にふり向いてよ。

言いたくても言えない言葉が積もりすぎて涙がとまらなかった。
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