君のことなど興味ないッ!!
「っと!!ごめん!!」

といきなり神楽が私から離れる。よ、よかったような

よくなかったような・・・?

神楽を見るとずっとそっぽを向いて私のほうも見やしない。

てか、何が危なかったのかな??辺りを見回したくて

足を一歩前にだした。ズルッツ!!

「うわぁ?!!」

「なにやってんだこのバカ!!」

階段踏みはずしてこけちゃった・・・。

うぅぅぅ・・・。痛いぃ~!!

くじいちゃったかな?

「赤城?!大丈夫?!」

神楽が立とうとする私を支える。うわ、優しい。

それに・・・。神楽がこんなに心配してるところ

見たことない。こいつの周りにはいっつも女の子

がいるけど。その女の子が怪我しようが何しようが

神楽はいつも笑ってからかっている。

めちゃくちゃ新鮮・・・。

「ありがと。大丈夫だよ」

若干、痛いんだけどね。あんたの新しいところ

見れたからいいよなんつって・・・。

「うそだぁ~!!ぜって~くじいてっし!バーカ。だから俺が危ねえったのに

なに聞いてたんだよ!心配させんなバカ!!」

「す、すいません・・・」

けっこう本気の神楽。うわぁ~めちゃくちゃレアだなぁ~

するといきなり

「ドМかお前は」

とニヤニヤし始める。はぁ??なんでだし。

「俺に怒られてニヤニヤしてんの?千夏ちゃんおもしろいね」

そういって階段を上がる。うぅぅぅ・・。顔にでてたか!!

顔が上がんない。
< 19 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop