君のことなど興味ないッ!!
「これで講習は終わりな、みんな冬の講習には気をつけろよー」

と、ご丁寧な先生。皆はやっと終わったーー!!ってはっちゃけてる。

最初は夏期講習めちゃくちゃ嫌だったけど今は楽しいし

まぁ、赤点取ってよかったかなぁ??

一人でごちていると、上からおい、と声がかかった。

神楽だ。あぁ~勉強会だっけ??

「勉強会、やめよ?」

「えええええええええええええ?!」

「ええええって、何?やる気満々だったの?」

「ち、違うけどぉ・・・」

と明かにごにょごにょする私。

い、行きたかったけど!行きたかったけどさ

なんかやっぱ嘘だったんだなってショック・・

「だってさいくらなんでも足怪我してる奴振り回すほど俺、自己チューじゃねーよ??」

そうだった!階段でこけたんだった・・・ 心配してくれるのは嬉しいけどさぁ

「あぁ。たしかに。なんかごめん」

「ん。まぁ赤城がたいそうな怪我しなくてよかったし」

いやぁ~めっちゃグッとくる!!

「ありがとう!!」

「はぁぁっ!??」

目が点になっている神楽。へッ??なんか変なこと言ったっけ??

じっと神楽を見るとぷいッと顔をそむけてる。

な、なんかいったっけ・・・?真面目に心配になってきた。

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