君のことなど興味ないッ!!
しばらくすると神楽はこっちを向いてなんでもない、と笑った。

なんなんだこいつ?まぁ笑ってるならいいや。

「なぁ。とりま帰えらね??」

あぁそうだせっかくの時間がなくなる。

私達は理科室を後にした。

帰宅中、帰る人が神楽しかいなかったから一緒に帰った。

ささいなことだけど一緒に帰ったり話せたりして楽しい。

今日のテレビの事とか二学期の体育祭のこととかこれからの事を

話まくった。途中、神楽が好きなサッカーの話題でけっこう

時間がつぶれた。

「だから!その人が出したパスをね!ダイビングヘッドでさぁ~」

・・・・・・・・・・。わかんねーよ。って言いたくなる。

こんな感じで何分、いや、何十分たっただろうか?

マジでついてけないわ。ダ、ダイビングって海でやるんじゃなかったっけ??

こいつ、子供みたい・・・。こうゆうところ好きだなぁ・・・。

「んでね!・・・・って聞いてる??」

たいそう心配そうに顔を覗きこむ神楽がおもしろくてちょっと笑ってしまった。

「ごめんね??聞いてなかったかも!!」

これだけははっきり言いたくて目をみていった。笑いながらだけど

「か・・」

ボソッとなんか言ったけど聞き取れずに終わった。か・・・なに??

「なんっつた??」

「君きゃわい~ね~~~♡」

「なんじゃそりゃ~~~~~???」

なんともはっきりしない言葉を返された。

まぁ幸せな一日だった。
< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop