虹色days∞


「俺、今…メンバーに支えてもらって
Eighterに支えてもらって…
スタッフに支えてもらって…

今頑張らなあかん時なん、わかるよな」


「…ん」


信ちゃんの言いたいことは

痛いくらいよくわかる。


仕事が大事、そういうことだよね?


「だからその、付き合ったりとか
そういうんは…出来ひんよ」


さらりと述べられた言葉は

わかってたはずなのにズシンと胸に
深く押しかかってきた。


「でも……」


信ちゃんは私の横に腰を下ろした。

そしてそっと、
私の肩を引き寄せた。


「ずっと、ずっと昔から…



おまえのこと特別、他の誰よりも…
大事なんは…絶対変わらへん」



「え……?」


< 11 / 21 >

この作品をシェア

pagetop