虹色days∞


信ちゃんの肩に寄りかかると
信ちゃんの手の力が強くなった。

そして私は涙が止まらなくなった


「…っ、信ちゃん…」

「泣いてもええけど…。
泣くなら絶対…俺んとこで泣きや…」


静かな部屋にポツリと言葉が浮かぶ。


信ちゃん、信ちゃん。

私の長い月日の片想いは…やっと、
行き場を見つけたよ。ね。


「ほんまに…会えるなんて思ってへんかった。」


運命だよ。きっと。

神様

不公平だなんて思ってごめんなさい。


「会うたり…なかなかでけへんけど、
いつか、絶対告白しにいくから。


待っとってな。」


「……うん!」


信ちゃんのせいで待つのは得意だよ?

大好き…信ちゃん。





end



< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop