The side of Paradise ”最後に奪う者”
「見合いの件に関して、はっぱをかけて、させるのはおまえの役割だぞ。
そこまでは私は仕向けないからな。
私が下手に手を出すと、腹をたてて、また暴走をはじめ、この計画はおじゃんだ。
そういう計画をたてるのは得意だろ」
綺樹の言い分は最もだ。
「じゃ、また日本で会おう」
いつもどおり一方的に切れる。
さて、どうしますかねえ。
成介も頭が痛かった。