少女の亡霊を救え【完】
6
御手洗から、メールが来た。
私は、彩花と待ち合わせて行く事にした。
「何で夕方なの?」
「昼間から行く人なんて居ないよ。肝試しみたいな物だから」
私は、ニヤリと笑って言った。
「昼間から行った方が良いよ!」
「…御手洗が、夕方からって言ったから」
私は、煩そうに言ってしまった。
一瞬にして、彩花の顔が曇るのがわかった。
「望美は、御手洗と付き合ってるの?」
「何で?」
私は、小首を傾げた。
「だって、御手洗が、夕方からって言ったって、言ったもの」
彩花は、頬を膨らませる。
「メールをしているだけよ。彩花も聞けばいいでしょう?」
ますますマズい空気が流れる。
(何故、こうなるんだろう?)
私は、キツい言い方をしてしまったのを後悔する。
謝ろうとして口を開きかけて、
「望美の言う通り。御手洗とメル友になるよ」
彩花が、先に口を開いた。
そこへ、御手洗が来た。
「安東さんも来たんだね。怖いなら、無理しなくても良かったんだよ?」
優しい言葉を彩花にかける。
途端につまらない気持ちになって、私は、
「御手洗が来たんだし、肝試ししよう?」
わざと笑顔で言った。
「サッサと終わらせて来よう! お化け屋敷に入るみたいに」
私は、彩花と待ち合わせて行く事にした。
「何で夕方なの?」
「昼間から行く人なんて居ないよ。肝試しみたいな物だから」
私は、ニヤリと笑って言った。
「昼間から行った方が良いよ!」
「…御手洗が、夕方からって言ったから」
私は、煩そうに言ってしまった。
一瞬にして、彩花の顔が曇るのがわかった。
「望美は、御手洗と付き合ってるの?」
「何で?」
私は、小首を傾げた。
「だって、御手洗が、夕方からって言ったって、言ったもの」
彩花は、頬を膨らませる。
「メールをしているだけよ。彩花も聞けばいいでしょう?」
ますますマズい空気が流れる。
(何故、こうなるんだろう?)
私は、キツい言い方をしてしまったのを後悔する。
謝ろうとして口を開きかけて、
「望美の言う通り。御手洗とメル友になるよ」
彩花が、先に口を開いた。
そこへ、御手洗が来た。
「安東さんも来たんだね。怖いなら、無理しなくても良かったんだよ?」
優しい言葉を彩花にかける。
途端につまらない気持ちになって、私は、
「御手洗が来たんだし、肝試ししよう?」
わざと笑顔で言った。
「サッサと終わらせて来よう! お化け屋敷に入るみたいに」