またね…

プロポーズ

「先輩は…なんで、私と別れようって言って来たの?」




「美希に幸せになってほしかった…」



そっか。



先輩は自分の病気をわかってしまったんだ。



ありがとう。



でも、私は先輩とじゃなあと幸せなんかになれないんだ。




「先輩がいないと幸せじゃないよ。」


「そっか。」



先輩はいつもの私の大好きな笑顔を見せてくれた。



「もう、別れようんて言わないで…」



「もう思わないよ。」



私の細くなって折れそうな体を強く抱き締めた。




もう、別れることはないよね。




もう、“またね”を言うことはないよね。



私は永遠を信じるよ。





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