またね…
〈先輩の気持ち〉




俺が美希を苦しめた。




幸せになってもらおうとして一方的に別れるを告げてしまった。




美希は俺の前にこんな姿で帰って来た。





ご飯はちゃんと食べていたのか?




ちゃんと寝ていたのか?





美希が心配で仕方ないよ。





あのとき…




香奈ちゃんが美希の家に来なければ…





美希はこの世にいなかっただろう…






香奈ちゃんはずっと泣いていたな…





「自分のせいだ」って…。





香奈ちゃんにまで迷惑をかけてしまった…





俺は自分の気持ちを圧し殺す必要なんてなかったんだ…







俺は残りわずかだけど永遠に美希を愛し続けるよ…







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