またね…
〈香奈の気持ち〉




美希…




ごめんね。




もっと早く来ればよかった。




そうすれば、こんな傷跡は残らないよ。





ごめんね…





びっくりした。



私がいつも通り、美希の部屋に入ると




なんとも言えない…



これが血の匂い!?



と、思うような匂いがした。




美希の机を見ると…




私に一言掘ってあった。





香奈ありがとう







この一言を…





私は暗い部屋の中で美希を探した。





ベッドに…




美希が…






私は一瞬どうすればいいのかわからなかった。




やっぱり、おばさん達に言うべきか…




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