またね…
〈香奈の気持ち2〉



やっぱり、私はおばさん達に言うことにしたよ。




先輩の事故のときも、おばさんは心配していたから。



たった1人の娘を自殺させた。



でも、これでわかってくれるよね!?




そう思い、私はおばさんの所へ行った。




リビングの隣の部屋…





…コンコン




こんなノックする場合じゃないのに…



「なぁに、美希。1人でいてちょうだい。アッ…今は…ダメ〜!」




「おばさん!?私!香奈!!美希がリストカットして意識がないの!美希を守って!」



私は必死でおばさんを呼んだ。



少しでも早く…






早くっ!おばさんっ!






「美希が!?どこにいるの!?」



おばさんは今やっと着替えたのか、ブラウスがよれよれだったけれどすごく心配しているみたいだ。




「自分の部屋にいるっ!早くしないと美希が死んじゃう!」





おばさんとおじさんは急いで美希の部屋に行った。




「キャー!美希っ!美希っ!起きてっ!美希が死んじゃうっ!どうしようっ!」




おばさんはパニクッて腰を抜かしてしまった。





「美希!?香奈ちゃん!?救急車読んでっ!」




初めてこんなおじさんを見た。





「はっはいっ!」










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