またね…
たどり着いた病院は…




先輩と同じ病院だった。




私はもう9時を過ぎていたけど先輩を呼びに行った。




「先輩…!助けてっ!」




ノックもしないで入った。



先輩は寝ていたようでびっくりしていた。





「美希が…美希が…」




私は焦り過ぎて言いたい言葉が声にならなかった。





「香奈ちゃん、落ち着いて!美希がどうしたの?」




息切れしている私の背中をさすりながら先輩は聞いて来た。





「美希が…リスカをして自殺した…」




「死んだのか?なぁ、死んだのか?」




「わからない…」





先輩は手術室の方に走りだした。






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