またね…
「助けて…」


今にも消えそうな声で言った香奈は今にも消えそうだった。



「香奈!何が起きたの?」



「助けて…」



香奈は何を聞いてもこの言葉しか口にしなかった。



「今は落ち着かせた方がいい。」



先輩が言葉を発したことで私がなんとかしなきゃと体が動き始めた。





先輩のタンスの中のパカーを出して香奈にかけてあげた。









香奈は泣いていた。



状況が読めてないから何を言えばいいのか…



こうゆうときはいつもは気にしない一言がすごい傷付くときもある。



だから、私は何も言わないでずっと背中をさすってた。






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