またね…
「嫌ぁぁ!誰かぁぁ!」




香奈は泣きながら大声で叫んでいた。




私には今までに見たことのない香奈で、どうすればいいのか、わからなかった。




「ど、どうしたの!?」




声が廊下まで聞こえていたのか、近さんが来た。





「助けて…。香奈が…」




すると近さんは



「香奈ちゃん、どうしたの?」



と、いつも通りに聞いた。


「嫌ぁぁ!来ないでぇぇ!」





香奈はまだ叫んでいた。






近さんはあまりの香奈のおかしさにビックリしていた。



「どうしたっ!?」



次に来たのは先生。



近さんが状況を説明すると先生は私を呼んだ。




「美希ちゃん、ちょっといい?」





先生は今までになく暗い顔をしていた。




近さんも同じく…





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