またね…
バタバタ…




誰かが走って来る音がした。




「美希っ!草苅先輩はもしかしたら原因じゃないかもしれない!」



来たのは先輩だった。




「えっ!?どうゆうこと?」




「先輩は香奈ちゃんのお父さんのこと、ご存知ですか?」




「えっ!?あ、うん。知ってる。だから、俺はそのことを気にしてずっとやらなかった。でも、香奈がこの前、大丈夫と言ったから優しくやった。そしたら、急に逃げ出された。」




私はよくわからなくて、ただこの会話を聞いてることしかできなかった。






「じゃあ先輩が何かやったわけではないんですね?」



「あ、あのぉ…。どうゆう…」





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