またね…
「嫌ぁぁ──!」




私は泣き叫んだ。




周りの目なんか気にせずに。




「嫌だよ…先輩…逝かないでよ…」







涙で先輩の姿も見えない。




「またな、なんて言わないでよ…」






私の後ろにはいつからいたのか、侑隼先輩がいた。




先輩と一緒にサッカーをやってて、すごく仲がよかった。




「早川っ!少し落ち着け。こっち来いっ!」



私は侑隼先輩につられて廊下に出た。




「先輩が死んだなんて…嫌だよ…嫌だよ…」



「うん…」




侑隼先輩はずっと私の言っていたことをうなずいて聞いてくれた。




泣きすぎたお陰で涙がもうなくなったのか、だんだん、涙が出なくなってきた。




「落ち着いた?」



「はい…。ありがとうございます…」





「俺な…大輝が死ぬ3日前にメールが来たんだよ。」




えっ!?ウソ…







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