またね…
侑隼先輩のお陰で少し前向きになれた気がした。




私はまた、先輩のところへと戻った。









前向きになったつもりだったのに…




昨日会ったときとは何も変わらないのに…





一目見ただけでわかる。





もうこの世にはいないと。





「先輩…。心配かけてごめんね…。いなくなるの…?寂しいよ…。私、耐えられない…。」





先輩の顔を見た途端、さっきの侑隼先輩の話がなかったかのようにまた先輩がいないとダメになってしまう。









弱い…







弱い自分が嫌い…








明日を見れずに今日しか見れない…









先輩がいない世なんて…









怖くて…








自分の生きる意味がなくなりそうで…









これから自分がどうなるかわからない自分が一番…










怖い…








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