またね…

出会い

「ヤバいっ!遅刻っ!」

青空が広がるなか、私は急いでいた。

私の高校は近いがすごい長い坂道を昇らないといけない。
遅刻のときは最悪だ。

「おーい!早川、早くしなさーい!」

校門の前で佐川という先生が立って言っていた。

あと少し…


キーンコーンカーンコーン♪



まさか、チャイムなった!?
すると佐川は

「はい、終わり〜。今日は休みかな〜」

ウチのクラスの担任で遅刻の人は休みのように扱う。
「ちょっと待ってください!!私、休めませんから!!」

「なんでだぁ?」

ニヤけながら先生は言った。

「えーっと…それは…」

私が答えをなんて言えばいいのか考えていると

「仕方ない。今日は特別!!早く行け!!」

先生はニカっと笑い、手をふっていた。

「ありがとう!」

そう言って私は急いで教室に向かった。


なぜ、あの時、先生は答えなくてもいいよって言ってくれたか…










それは……
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