またね…
次の日、私と先輩はパジャマを買いに行った。


私は水玉の水色で
先輩はチェックの青いパジャマ。


2人で今日はこのパジャマ着ようね!って話をしてたとき、



「早川?」

何人かの集団の中の1人の男子が言った。


最初は誰だか全くわからなかった。


でも、よく見ると中学の頃付き合っていた田辺君だった。


「あっ!田辺君!久しぶり♪」

「久しぶり!!元気にしてた?」

「うん!めちゃくちゃ元気!私の彼氏なんだ♪」


私は先輩のことを紹介した。


自慢の先輩だから…


「初めて!俺、早川の中学時代、クラスが一緒だった田辺です!」

「美希の彼氏の真山です。」

先輩がそこまで機嫌が悪そうじゃなくてよかった…


「いいなぁ、めっちゃお前の彼氏かっこいいじゃん!!」

「自慢の彼氏だからっ!」

私はつい、調子に乗って言ってしまった。



「俺のときは…?」


「え…?うん。」


先輩の視線が怖くて言うことがわからなかった。


とりあえず、うんって言っておいた。


「ははっ。でも今の彼氏さんにはかなわんなっ!」


「そ、そうに決まってんじゃん!!」


笑いながら私と田辺君は別れた。


でも、私は心は笑ってなんかいなかった。



先輩…
怒らないよね!?
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