またね…
〈先輩の気持ち〉


「こんにちわ〜。はじめまして、隣の部屋の三浦千春です。」

水色の水玉のパジャマを着ていた。



水玉…?



どこかで見たような…



「はじめまして、真山大輝っす。」

「冷たぁい。私は高校3年なんだぁ。」


普通に言ったつもりだったんだけどな…。


高3か…


早川と一緒の年だな…


「あ、俺は大学1年っす。」
「ふぅん…。1つ上かぁ。よろしくね!大輝君♪」



この女は、なんなんだ?



昨日、母さんから聞いたあの一言が頭から離れない…







昨日、母さんは寝る前に一言だけ言って出て行った。

「あなたにはとっても大切な彼女がいるのよ。」…と。



彼女って誰なんだよ。


最近は頭の中でモヤモヤしたのがウザくて仕方なかった。







三浦千春とやら言うやつは交通事故で足を複雑骨折をしたらしい。




もしかして…


こいつが俺の彼女か?


いや、前の俺でもきっと違うだろう。

彼女だったら言ってくるはずだ。

でも、わからない…



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