またね…
…コンコン


「失礼しまぁす♪お久しぶりでーす♪」


香奈はいつも通り挨拶をした。


「おぉ!久しぶり!」


やっぱり、1つの事しか忘れてないんだ…



わかっていたけど、やっぱり悲しい…




「はじめまして!千春でーす♪」


「お前、うるさい。」


先輩…


千春ちゃんとお前って呼ぶまで仲良くなっちゃったの?



私だって毎日来てるのにさ…。





私はいつの間にか嫉妬深くなっていた。




そんな私が嫌いだった。




でも、不安なんだよ。


付き合ってたときより、スゴい不安なんだ。


先輩は私を彼女と思ってくれてないから…


誰かに取られるんじゃないかって…



でも、この不安を乗り越えないと強くなれないね。


だから、頑張るよ。



「大輝君、ひどい〜!」


「ひどくないよ。」


2人は笑い合っていた。


その光景を私はただ涙をこらえながら見てるしかできなかった。




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