またね…
「私が彼女だよ…」



そう言って千春ちゃんは先輩のベッドの上で先輩を抱きしめていた。




思わず私はもっていたバックを落としてしまった。





……ストーン…





もう遅いんだ…





「あぁ。」




先輩も千春ちゃんの事を抱きしめた。




私は先輩の前では出さないと決めていた涙を流してしまった。





一粒の大きな涙を…





私はもう彼女にはなれない…




先輩と手を繋いで歩く事はできない。




神様…今日だけは許して…



もう次はない次はもう泣かないから…





永遠だと思っていた恋が…




初めての恋が…





こんな形で終わる…





< 78 / 201 >

この作品をシェア

pagetop