またね…
〈先輩の気持ち4〉

「俺は千春とは付き合えない、ごめんな。」


「頑張ったのに…。こんなの初めてだよ。先輩が美希ちゃんのこと、嫌いになったらいつでも来てね!」


いつでも、明るいねが千春の良いところだ。


「いや、俺は嫌いにはなんねぇよ。」


「そっか。わかった。今までありがとう。じゃあね。」




千春、ごめんな。


でも、俺はいつまでも美希が好きだから。


早く美希に電話してあげないと、美希のことだから千春に妬いてるだろう。




< 85 / 201 >

この作品をシェア

pagetop