またね…
…♪♪…

ケータイの電話の着信音だった。


時計を見るといつの間にか夜の12時を過ぎていた。


ケータイを開くと公衆電話…



こんな時間に誰だろう…


不安を抱えながら出た。




「もしもし…」


…もしもし?俺、真山!ごめん、こんな時間に。寝てた?



先輩?




なんで?



「だ、大丈夫です。どうしたんですか?」



なんで電話なんてしてくるの?


なんか言いたいことでもあるの?



…何その言い方、おもろい(笑)


「しょうがないじゃないですか!先輩ですから…」


泣きそうだった。


先輩の声を聞くのもこれが最後だ…


もう千春ちゃんの彼氏なんだもんね。


…もう大丈夫だよ。ちゃんと思い出したから。美希に無理させてごめんな。



ウソ…





思い出した!?





私のことを!?





< 87 / 201 >

この作品をシェア

pagetop