【完】私は貴方を愛せない
本当は高校卒業と同時に大学に進学するつもりだったけど、私はそれをやめてある決断をした。
それは、
両親を殺した奴らに
自分の手で復讐するという事。
その為にはお金が何としてでも必要だった。
なぜなら探偵へのお金。
自分自身の生活費。
そして何よりも、
私が復讐したい相手は皆お金持ちになっていたから。
何故私の両親からお金を奪ったような人たちがお金持ちになったのか。
その理由は簡単だった。
両親からお金を奪い、
そのお金で成功したらしい。
許せなかった。
私の幸せを壊した人たちが
不幸にならずのうのうと人生を満喫している事。
だから私は自分の体を知らない男たちに売る事にした。
その方が手っ取り早くお金を手にする事ができるから。
自分自身がそれなりの顔で、スタイルがいい事は分かっていた。
メイクと服装を工夫すれば
そこらへんの男なんて簡単に落ちる。
何度も男を騙してお金を奪い取った。
もちろんいかがわしいお店で。