【完】私は貴方を愛せない
今回の様に、
警察にとって有害のお店でわざと働く。
常連のお客さんを何人か得て、
その中でも一番お金を支払ってくれる人に目をつける。
そして、警察がお店に逮捕状を持ってくる時を計算。
お客さんを何らかの形で眠らせた後、財布の中のお金をとりあえず全て抜き取る。
それから警察が来る前に
自分の体を傷つける。
まるでその男にやられたかのように偽造工作して。
それが最もお金の溜まる方法だというのに気付いたのは最近の事。
だから自分の体の傷はまだ少ない。
「ふぅ・・・今日も気持ち良かったよ。また今度頼む」
「・・・はい」
「はい、チップもあげる」
「ありがとうございます」
「じゃあ」
いつものように体を売った後私はお金をもらった。
今日のチップは6万円。
お店側にもお給料をもらえるから大体12万円という金額が入る。
「・・・もっと、お金を早くためないと」
私は焦っていた。
普通の人なら一日でこれほど溜まるのは高いというかもしれない。
しかし私にとってはただのはした金。
もっともっと一度にたくさんのお金がほしい。