【完】私は貴方を愛せない
私は身の回りの片づけを済まし、私服に着替えた。
お店の人に給料をもらい外に出る。
まだ夜が明けていないのか外は暗かった。
バックの中に入っているケータイを取りだし、メールを確認した。
「・・・あ。あの人からの慰謝料、明日口座に振り込まれるんだ」
警察からの連絡だった。
この世の中ハイテクになったよね。
こんな電子メールでこの内容を伝えるんだから。
警察も、
本当に落ちぶれたもの。
だから私が自分の手で復讐しなければならないんだ。
ううん、これは国がいけないのかもしれない。
「でも、これで資金は集まったかな」
これでようやく。
二人目の男に復讐できる。