【完】私は貴方を愛せない
「好きだ・・・杏奈」
「私も好き。大好きだよ涼介」
お互いを求め合った。
最初は優しかった涼介もだんだんと激しくなっていく。
私は痛かったけれど、涼介を私の中へ入れる事を受け止めた。
太くて、熱くて、固い。
まるで涼介の愛の形に思えてしょうがなかった。
痛みを通り越すと私には快感しか生まれず、もっともっとと涼介を求める。
「俺が絶対にお前を守るから」
「・・・うん。涼介」
私と涼介の愛は永遠。
最初で最後の恋。
絶対に離さない。
何があっても乗り越えてみせる。
そう信じていた。