契約妻ですが、とろとろに愛されてます
「何があった?話してくれないとわからない」
俺の手が柚葉の肩に触ると、シーツの下の身体がビクッと跳ねた。そこへノックがあり看護師が夕食を持って入ってきた。
「あとはやっておきます」
俺は食事を受け取ると、看護師は「お願いします」と言い出て行った。
「食べるんだ」
ベッドの上にテーブルを足元に設置して食事を置く。
柚葉はじっとしたまま動かなかった。
「ゆず、何をすねている?」
柚葉はゆっくり身体を起こすと、真っ赤になった目を俺に向ける。
「琉聖さん……婚約を解消してください」
「婚約を解消?」
まさか柚葉の口からその言葉が出るとは思っていなかった。
「そうです」
「何があった?誰が来たんだ?君に何を言った?」
俺から目を逸らした柚葉の肩を掴み聞いていた。
「これ……」
引き出しの中から柚葉が出したのは写真だった。写真を俺に押し付ける。
「何の関係が……?」
俺は俯く柚葉から写真に目を移した。
映っていたのは自分と菜々美、ニューヨーク支社で働く重役秘書だった。
俺の手が柚葉の肩に触ると、シーツの下の身体がビクッと跳ねた。そこへノックがあり看護師が夕食を持って入ってきた。
「あとはやっておきます」
俺は食事を受け取ると、看護師は「お願いします」と言い出て行った。
「食べるんだ」
ベッドの上にテーブルを足元に設置して食事を置く。
柚葉はじっとしたまま動かなかった。
「ゆず、何をすねている?」
柚葉はゆっくり身体を起こすと、真っ赤になった目を俺に向ける。
「琉聖さん……婚約を解消してください」
「婚約を解消?」
まさか柚葉の口からその言葉が出るとは思っていなかった。
「そうです」
「何があった?誰が来たんだ?君に何を言った?」
俺から目を逸らした柚葉の肩を掴み聞いていた。
「これ……」
引き出しの中から柚葉が出したのは写真だった。写真を俺に押し付ける。
「何の関係が……?」
俺は俯く柚葉から写真に目を移した。
映っていたのは自分と菜々美、ニューヨーク支社で働く重役秘書だった。