契約妻ですが、とろとろに愛されてます
病院
翌日の月曜日。
今朝も琉聖さんに病院へ行くようにと強く言われて、私は気が進まないながらも病院へ行く支度をした。用意の終わった私がリビングルームでバッグの中身を確かめていると、イタリア製のオーターメイドスーツに着替えた琉聖さんが姿を見せた。
いつも見ているのに、男の色気を醸し出すとでも言うのだろうか、スーツが良く似合う琉聖さんに見惚れてしまう。
「用意は出来たか?」
「え……?あ、はいっ」
慌てた私を見て、クッと喉の奥から笑い声がする。見惚れていたのがバレバレだったみたい。
「行こうか」
「行くって琉聖さんは会社でしょう?」
「病院に決まっているだろう?」
「一人で行けます 琉聖さんはお仕事があるでしょ?」
バッグを手にして、玄関に向かおうとした。
「一人で行かせるわけがないじゃないか」
先を行く私のバッグが琉聖さんに取り上げられる。
「でもっ お仕事に支障が」
「桜木が調整してくれるから問題ない」
しぶる私の背に手を添えて琉聖さんは玄関へ促した。
今朝も琉聖さんに病院へ行くようにと強く言われて、私は気が進まないながらも病院へ行く支度をした。用意の終わった私がリビングルームでバッグの中身を確かめていると、イタリア製のオーターメイドスーツに着替えた琉聖さんが姿を見せた。
いつも見ているのに、男の色気を醸し出すとでも言うのだろうか、スーツが良く似合う琉聖さんに見惚れてしまう。
「用意は出来たか?」
「え……?あ、はいっ」
慌てた私を見て、クッと喉の奥から笑い声がする。見惚れていたのがバレバレだったみたい。
「行こうか」
「行くって琉聖さんは会社でしょう?」
「病院に決まっているだろう?」
「一人で行けます 琉聖さんはお仕事があるでしょ?」
バッグを手にして、玄関に向かおうとした。
「一人で行かせるわけがないじゃないか」
先を行く私のバッグが琉聖さんに取り上げられる。
「でもっ お仕事に支障が」
「桜木が調整してくれるから問題ない」
しぶる私の背に手を添えて琉聖さんは玄関へ促した。