契約妻ですが、とろとろに愛されてます
「やあ、柚葉ちゃん 早々と麻奈がお邪魔して疲れていない?」


修二さんのからかうような口調に笑みを浮かべて聞かれた。


「大丈夫です! 久しぶりに話が出来て楽しくて」


「ゆず」


琉聖さんに名前を呼ばれて修二さんから視線を動かす。


「ちょっと来てくれるか」


そう言うと、琉聖さんは寝室に入っていった。


「ちょっと行ってくるね」


ふたりに断って琉聖さんの後を追う。


「琉聖さん?」


「ドアを閉めて」


「?」


言われたとおりドアを閉めると、琉聖のさん腕が私の身体に回り抱き寄せられていた。


「りゅ――」


「しっ……黙って……」


琉聖さんの指が私の顎を持ち上げて唇を重ねた。


「ん……っ……」


いきなり舌を絡め取られて深いキスをされる。

< 181 / 307 >

この作品をシェア

pagetop