契約妻ですが、とろとろに愛されてます
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クリスマスパーティーまでの間に私は体調の変化を感じていた。
おかしい……疲れやすく、めまい、動悸が頻繁にある。
一度はベッドの上だったから良かったけれど、お布団の上にバタンと倒れてしまった。
昨日、玲子先生に問診された時にそれを言えなかった。
怖い……私の病気は悪化しているのかも……。
明日はクリスマス・イブ。楽しみにしていたクリスマス・パーティーがある。そして、その翌日に琉聖さんとオーストラリアへ行ける。
病気が悪化しているわけない。
自分自身にそう言い聞かせる。
初めての海外旅行にうきうきとした気分にならないはずが無いのに、やはり病気が心配でそんな気分になれない。
佳代子さんは料理を作って帰ったばかり。人のぬくもりが恋しくなる。誰かと話をしたかった。
麻奈、お仕事終わったかな……。
携帯を手にして麻奈にかけてみる。
『柚葉!』
「麻奈、もう仕事終わった?」
『終わったよ~ どうしたの?柚葉……』
「ううん……声が聞きたくなっただけ」
『そんなこと言ったら真宮さん怒るわよ?』
麻奈のおかしそうな笑い声が聞こえる。
クリスマスパーティーまでの間に私は体調の変化を感じていた。
おかしい……疲れやすく、めまい、動悸が頻繁にある。
一度はベッドの上だったから良かったけれど、お布団の上にバタンと倒れてしまった。
昨日、玲子先生に問診された時にそれを言えなかった。
怖い……私の病気は悪化しているのかも……。
明日はクリスマス・イブ。楽しみにしていたクリスマス・パーティーがある。そして、その翌日に琉聖さんとオーストラリアへ行ける。
病気が悪化しているわけない。
自分自身にそう言い聞かせる。
初めての海外旅行にうきうきとした気分にならないはずが無いのに、やはり病気が心配でそんな気分になれない。
佳代子さんは料理を作って帰ったばかり。人のぬくもりが恋しくなる。誰かと話をしたかった。
麻奈、お仕事終わったかな……。
携帯を手にして麻奈にかけてみる。
『柚葉!』
「麻奈、もう仕事終わった?」
『終わったよ~ どうしたの?柚葉……』
「ううん……声が聞きたくなっただけ」
『そんなこと言ったら真宮さん怒るわよ?』
麻奈のおかしそうな笑い声が聞こえる。