契約妻ですが、とろとろに愛されてます
ベッドルームの白いシーツの上に私はそっと下ろされた。そしてすぐに私をシーツに縛り付けるかのごとく覆いかぶさり唇を奪っていく。


「あ……っ……琉……聖さん……っ……」


琉聖さんの舌が唇を割って入り歯列をなぞり、私の舌をとらえた。


「ん……っ」


「柚葉……」


琉聖さんの唇は首を伝わり、鎖骨へと移動する。そして器用な指はブラウスのボタンを外していく。


私の心臓は早鐘を打つように暴れていた。ドキドキする心臓の音が琉聖さんに聞こえそうだ。


ブラジャーの留め金が外され、胸の膨らみが露出する。すでに乳首は痛いくらいに張りつめていて舌が触れられるとビクッと身体が震えた。


「いやっ……」


恥ずかしくて身をよじり両腕で胸を隠す。


「今更だろう?隠すなよ 煽っているのか?」


隠したのが気に入らなかったらしく、再び唇が荒々しく塞がれる。


「っ……ん……」


舌を差し入れ、絡め、吸い尽くされる。情熱的なキスに私も精一杯応え、キスを返す。


「もっとだ……」


執拗に舌を絡ませてくる。


手は胸をすくうようにしたから優しい手つきで揉まれ、指で頂を捏ねるように動かされると、身体の芯が疼くようにじわじわと全身に伝わっていく。ツンと尖った頂を口に含まれると甘い感覚に弓なりに身体がしなってしまう。


「っ……ぁあん……」


琉聖さんの愛撫に自分の声じゃないみたいな喘ぎ声。

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