**吸血鬼と暴走族**[完]
我は雷斗と元へと行くと、大樹に凭れ、すぐに眠りにつく
『冷音……。冷音……。』
………この声
『冷音。久し振りだな。』
目の前には昔と変わらない姿をした雷斗があった
冷「雷斗……。っっ!!
雷斗ぉぉぉ!!!」
我は雷斗の首に腕を回し、抱きついた
嗚呼、雷斗
あの時と何にも変わらない雷斗が今、我の目の前にいる
夢でもかまわない
だって、雷斗に触れられる
体温を感じられる
話せる
そんな事が、たったそんな事で我の心は救われる