**吸血鬼と暴走族**[完]
月「でも、お前と出会って、俺の世界は色付き始めたんだ。
少しずつだが、変わっていったんだ。
鬱陶しい女の叫びは変わんなかったが。
それでも、俺は俺の近くに居た大切な奴らの存在に気付けたんだ!
俺は何時だって、大切な仲間や友に守られて生きていたんだ。
そんな存在に教えてくれたのがお前だ。
冷音。
あの日、あの池でお前と出会ってから、俺は俺の世界の広さに気づくことが出来た。
だから、
ありがとな。
ほんとにありがとな、冷音。」