**吸血鬼と暴走族**[完]


しばらく、俺と神崎は手を繋ぐと離し、玖遠が話し始めた


「お前ら、悪いがこいつに紹介してやってくれ。」


「しかし………。」


玖遠は眼鏡の何かに気づいたのか、眼鏡に笑い話し続けた


「ぁあ、こいつ、記憶力ハンパねぇから気にすんな(笑)」


「それでは…。」


眼鏡は一つ、咳払いをし、口を開いた


「僕の名前は、北条 紫苑と言います。


金龍の副総長をしています。


宜しくお願いします。」


紫苑はニコリと微笑んだ


……腹黒そうだな


「俺は、池永 蒼!」


「僕は、池永 藍!」


「「金龍の幹部で双子だよ!!


これから宜しくね♪」」


……こいつらは、悪戯好きそうだな


「俺は、八神 刃だ。」


「「刃は女嫌いなんだよ♪」」


「うるせぇ!」


へぇ、そうなんだ


じゃあ、俺が女って知ったらこいつは俺から離れていくのかな……?


「………新城、慧。」


……こいつは絶対無口な奴だ


「最後は、狼夜だな♪」


「はい。」


ドキンッ


「俺は、神崎 狼夜。


金龍の総長をしている。


宜しく頼む。」


………狼夜………


「……ぁあ……。」


パサッ


俺はフードをとった


「宜しく頼む。」


俺は金龍に向かって微笑んだ


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