**吸血鬼と暴走族**[完]
「なら金龍の仲間と行け。
金龍を助け、助けてもらえ。
悲しみや苦しみを一緒に背負ってもらえ。
お前にはその資格がある。」
父さんは俺の頭を優しく撫でる
「!!
はい。ありがとうございます……!!」
俺は、深く頭を下げる
それからまた月日が経ち今、俺たちには新しい仲間が出来た
1日で女嫌いの刃が認め、双子の心を救い、慧を笑顔にさせた
そして、俺は……
こいつの優しくて暖かく、でも、儚い笑顔に俺は……
恋に落ちた……--
だが、こいつらもこの女、冷音に惚れてると思う
覚悟しろよ?冷音
必ず俺は絶対にお前を諦めない
父さんが母さんを今も尚、想い続けるように……
紫「…狼夜?大丈夫ですか?」
蒼・藍「今から倉庫で発表しに行くんだよ?」
刃「もう連絡してんだから、早く行くぞ!」
慧「……………皆待ってる。」
狼「あぁ!悪いな!!
じゃあ行くぞ!
冷音!!俺たちは絶対にお前を逃がす気なんてねえからな!!
覚悟しろよ。」
俺は真っ直ぐ冷音の綺麗な瞳を見つめながら力強く言い切る
「(クスッ
ぁあ、宜しく!!(ニコッ」
全「////」
俺はまだ知らなかった
冷音の本当の姿
これから起こる絡み合う愛
そして………
母さんの真実………
《狼夜side》 END