**吸血鬼と暴走族**[完]
冷「………狼夜?」
狼夜はハッとすると、首まで顔を赤くして、目をそらした
……そんなにキモイか
俺は肩の力が一気に落ち、俯く
蒼・藍「れっ、冷音!!
狼夜はね、照れてるんだよ!!
その……、冷音が……、可愛いから////」
……………は?
俺が可愛い??
そんな事絶対に無い
確かに俺は吸血鬼だ
だが、俺の場合吸血中の姿以外は吸血鬼ならではのフェロモンを制御してる
容姿も他の奴らと違って綺麗とは言い難いのに……
作)(それは、スノウィンが可愛い系だからです(笑))
何か自分で考えてきて虚しくなってきたな……
紫「…………もう夕方ですね。」
!!!!!
冷「………悪い。
今日はもう帰る。」
全「!!!」
全員、驚いた顔で俺を見る
真っ赤になっていた狼夜も目を見開いて、俺を見ていた
刃「……もう帰るのか?まだ来て20分位しか経ってないぞ?」
………もし、刃が犬だったら耳が垂れてるんだろうなぁ
俺がそう思ってしまう程、今の刃は可愛かった
冷「……悪いが、そろそろ帰らないとヤバくてな。」
………辺りが暗くなると、俺は吸血衝動に襲われる
そうなったら、狼夜たちだってただじゃ済まない……
それだけは避けない……
紫「……そうですか……。
それでは私g「俺がそいつを送ろう。」」
全員「!!!」
冷「!!!!!」
扉の方を振り向くと、20代位の若い容姿の男が立っていた
狼「………………親父。」