**吸血鬼と暴走族**[完]
私は叔父の部屋の前に着くと、1つ深呼吸をして、ノックをする
コンコン
ス「スノウィンです。」
「入れ。」
ス「……失礼します。」
私は決心して、叔父の部屋へと入った
叔父は椅子に座ったまま、机の上にある大量の資料を見ていた
「何だ。」
ス「……先ほど、書斎で隠し扉へと入り、女性と男性の写真等を見ました。
あの人たちは一体誰なんですか?お父様。」
叔父、この時はお父様と呼んでいたからお父様と言おう
お父様は私の方に一瞬目を向けるが、興味をなくしたように、すぐに書斎に目を向けた
そして、フッで鼻で笑った
だが、すぐにまた難しい顔に戻る
父「何故そんな事を聞く。」
………そう言えば、何故だろう?
ドキドキしたから?
何かがモヤモヤしたから?
………何かが違う
当てはまらない
何故だろう…………?
ス「………分かりません。」
父「そう言うことなら、出直せ。
私は忙しい。」
お父様は顔を変えずに冷たく言った
ス「………はい。」
私は、はいとしか言えなかった