**吸血鬼と暴走族**[完]
月「!!/////」
ほぉ……
こんな表情(顔)もするのか
冷「(クスクス」
我は前を向き、下を向きながら軽く笑った
冷「……お前、顔が真っ赤だぞ(クスクス」
月「なっっっ!!!////」
月夜の顔は益々赤みを増していく
我は一度落ち着くために、小さく深呼吸をした
視線を湖に戻すと、月夜は少し隙間を空けながらも、我の隣に座る
月「……お前珍しいな。俺に媚びってこない。」
月夜も目線を湖に移す
冷「………悪いが、私はお前を知らん。
そして、知っていたとしても、媚びたりはせん。」
月夜はハハっと面白そうに笑った
月「お前、ほんとに珍しいな!!」
冷「珍獣みたいな事を言うな。」
そして、2人は笑い合った
こんなに笑ったのは何年ぶりだろうな
でも、雷斗の事を忘れたわけではない
だが、今は此奴とこうやって笑い合いたい
……なぁ、雷斗
そんな事を思ってはだめか……?
我はまだ、お主を愛しているのに……
この男と笑い合いたいと願うのは、間違っているのか……?