ヤンキーガール×ヤンキーボーイ
いままで人影1つ見えなかった廊下に、まぶしい金の光がまっすぐたしの目にズッサリ入ってきた。
それはまさしく金の髪……!黄金の光……っ!
キターーー!!人がキターーー!!
誰か知らんがくそ会いたかった!!
クソ会いたかったぁぁぁっ!!
「HEY!You!!」
叫んでかけよると、金のヤツはあたしを見てギョッとした顔をした。
「は?俺?」
「そうそう!君君!
飛龍の総長っていつもどこにいんのか分かるっ!?」
「……誰?」
金のヤツ、目を鋭くした。
こいつ飛龍だ。
でもまぁ確かに、いきなり見知らぬ奴にこんなこと聞かれたら警戒するわな。
うんうん。
あたしは察しながら、
「新庄夏希。あんたは?」
と聞いてみる。
「俺は飛龍の矢倉翔」
やはりか。
「飛龍?なら話しが早いっ!!
滝沢龍どこ?」